WordPress でサイトを作成するとき、最初に悩むのはサーバー選びだと思います。日本国内のレンタルサーバーだけでもかなりの数がありますからね。
何を基準に選べばよいのか、価格によって何が違ってくるのか、疑問がたくさん出てくるんじゃないでしょうか。
20 年以上 IT 業界に携わっている身としてアドバイスすると、サーバー選びで最も重視すべき点は安定性とサポート体制です。
「その両方を兼ね備えており、初心者でも安心して使えるイチオシは?」と聞かれたら、真っ先に「エックスサーバー」と答えます。その理由を詳しくお伝えしていきます。
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サーバー選びのポイント(初心者向け)
初心者でも安心してサイトを運営するために、以下の条件を満たしたサーバーをおすすめします。
- 利用者が多い
- 安定している
- 障害情報やメンテナンス情報を公開している
- サポートが丁寧で返信が早い
- 自動バックアップ機能があり、復元も簡単にできる
エックスサーバーは上記の条件をすべて満たしており、かつ月額 1,000 円前後で利用できます。
もっと安いサーバーもたくさんありますが、安価になるほどいずれかの条件を満たさなくなるイメージです。そうすると、何かトラブルがあったときに自分で対応すべき部分が増え、追加費用が発生してトータルで高額になるかもしれません。
たとえば「自動バックアップ機能がなく、データの復旧に総額で数万円の費用がかかる」「サポートの返信が 3 日以上こない」といった具合です。
WordPress は何かとトラブルの多いシステムで、いつ何時エラーが起きるかわかりません。安価なサーバーほど復旧に時間がかかり、下手すると何週間も止まってしまうこともあります。
ビジネスサイトであれば致命的ですし、ブログであれば記事を書けないストレスがたまっていきますよね。
ただ動かすだけなら月額 300 円ほどのサーバーでもよいですが、「安心を買う」という意味でもエックスサーバーはコストパフォーマンスに優れたサーバーなのです。
各サーバーが公表している「速度」はあてにならない
各サーバーは「うちはこれだけ速いですよ!」と速度をアピールしていますが、それぞれ一定の条件下で独自の調査を行っているだけで、ハッキリ言ってあてになりません。
その証拠にどのサーバーも「No.1」をうたっていますよね。

もちろんサーバーの性能や回線速度は利用料金に反映されますから、300 円のサーバーより 1,000 円のサーバーのほうが速く安定もしています。
別の言い方をすれば、同価格帯であればどのサーバーも速度に大差はないと思ってください。ベンチマーク厨が気にするレベルの話で、実際の運営において体感できるレベルで速度が変わることはありません。
また、WordPress は設定や使い方によって遅くも速くもなり、速度をアピールしているサーバーでも遅いサイトはたくさんあります。
サーバーが高速かどうかは割とどうでもよい部分で、それよりは安定性と安心感のほうがはるかに重要です。
エックスサーバー概要
エックスサーバー(スタンダードプラン)の概要は以下のとおりです。
| 名称 | エックスサーバー スタンダード |
|---|---|
| 初期費用 | 0 円 |
| 月額費用 | 990 円(税込)~ ※ 36 ヶ月契約の場合 ※ キャンペーンでさらに安くなる場合あり |
| 無料お試し | 10 日間 |
| 容量 | SSD 500 GB |
| 転送量 | 無制限 |
| 独自 SSL | あり(無料) |
| 独自ドメイン | 無料 ※ 12 ヶ月以上契約の場合 |
| 自動バックアップ | Web・メールデータ 14 日分 MySQL データベース 14 日分 |
| ドメイン設定 | 無制限 |
| 運用サイト数 | 250 万以上 |
| サポート | 電話(平日 10 ~ 18 時) メール(24 時間 365 日) チャット(平日 10 ~ 18 時) チャットボット(24 時間 365 日) |
弊社のサイトは、2013 年から 10 年以上エックスサーバーを使用しており、今のところ何の不満も感じていません。
実際に使ってみないとわからない点を比較してみました。サーバーによって重視するところが違うので、ユーザーから見れば一長一短です。
エックスサーバーのおすすめポイント
01. 速度
同価格帯のサーバーは、どこも同じぐらいの速度です。少なくとも、検索評価に影響が出るレベル・体感できるレベルの違いはありません。
そうは言っても、どのくらいの表示速度か気になりますよね。
以下は GTmetrix という計測サービスで当サイトの速度を測ったデータです。

これ以上の速さを求めるなら、もっと高価格帯のサーバーに変更するか、専門家に依頼して WordPress 自体をチューニングしなければならないでしょう。
個人運営レベルでそこまでする必要なく、運営にはまったく問題ないと断言できます(月間 100 万 PV でも余裕です)。
もしエックスサーバーを使っていて表示速度があまりに遅いなら、WordPress のテーマやプラグインに問題があると思われます。
プラグインなしで WordPress を高速化する 9 つの方法
02. 安定性
弊社は 10 年以上エックスサーバーを使用していますが、これまでに大きな障害で止まったことは一度もありません。メンテナンスや軽い障害で数分間止まったことがあるぐらいです。
エックスサーバーを使用しているクライアントのサイトも同様で、サーバー側が原因の大きなトラブルは起きていません。
ここでは名前をあげませんが、他のサーバーでは以下のトラブルに巻き込まれた経験があります。
- サーバー側のミスで全データが吹っ飛んだ
- 繁忙期に数日間サーバーが停止して売上が大幅に落ち込んだ
- サーバー側の不具合で契約更新処理がされておらず、サイトを消去された
たとえ売上が落ち込んでも、サーバーが補填してくれるわけではないんですよね。正月時期にクライアントから緊急トラブルの連絡がきて、大急ぎで他のサーバーに移行したこともあります。
エックスサーバーではこうした事態が絶対に起こらない、とは言い切れません。でも、今のところはトラブルが起きていないので、他のサーバーよりは安定していると言ってよいでしょう。
これは長年複数のサーバー・サイトを見てこないとわからない部分だと思います。
どのサーバーもプラスの部分をアピールしていますが、「マイナスの部分が少ないサーバー」=「安定した稼働が期待できるサーバー」を選択するのがベストです。
03. サポートの対応が迅速かつ丁寧
エックスサーバーは、他のサーバーと比べるとサポートの対応がとても迅速かつ丁寧な印象です。

他のサーバーでは、比較的大きなトラブルが起きても 3 日ほど連絡がこないこともありました。また、問い合わせ先を見つけるのも一苦労、というサーバーもあります。
エックスサーバーは小さなトラブルでもすぐ対応してくれましたし、どの担当者も丁寧でした。
これは、WordPress 初心者にとっては最大のメリットになり得るんじゃないでしょうか。
サイト運営には何かとトラブルがつきものです。そのときに「何か困ったことが起きたときに快く対応してくれる」サーバーだと、安心して運営できますよね。
あちこちでおすすめされているのにサポートが最悪で別のサーバーに変更した、という声もよく聞きますから、今後何年も運営していくなら必ずチェックしておきたい点です。
04. 縛りが少ない
エックスサーバーには「契約期間内は解約も移行もできない」といった縛りがありません。
何らかの理由でサーバーを移行する、または売却や譲渡を行うさい、縛りがキツすぎて身動きがとれないサーバーもあります。
サーバー契約時の特典である「独自ドメイン無料」もその 1 つで、エックスサーバーは任意に対象ドメインを変更できます。つまり、契約期間中に移管や譲渡が可能です。
「サーバー契約が終了しないとドメインを動かせない」サーバーもあり、たとえサービス内容に不満があっても契約完了までずっと使い続けなければなりません。
いずれ何が起きても対応できるエックスサーバーのほうがおすすめです。
エックスサーバーのデメリット
エックスサーバーにはデメリットも少なからずあります。
ただし、「普通に運営する」ぶんにはあまり関係なく、やや専門的な部分の話です。
01. ドメインに割り当てられているディレクトリを変更できない
エックスサーバーは、ドメイン・サブドメインに割り当てられるディレクトリを変更できません。
たとえば「seory.co.jp」というドメインでブログを作ると、seory.co.jp というディレクトリが自動的に作成・割り当てられます。

サーバーによってはリニューアルなどで seory-new に新しいサイトを作成しておき、瞬時にディレクトリを切り替えられますが、エックスサーバーでこの手法は使えないんですよね。
ただ、個人運営・小規模の WordPress ならとくに気にするところではないと思います。通常の運営にはまったく影響しません。
02. 新サーバーへの移行がやや難しい
エックスサーバーは数年に一度の割合で、大掛かりなスペックアップが実施されてきました。
ただし、その恩恵を受けられるのは「エックスサーバー内で新たに設置されたサーバー」です。既存のユーザーも価格変更なしでその新しいサーバーを使えますが、自分で移行手続きを行わなければなりません。
サーバーの仕組みをある程度理解していなければ、移行手続き中にエラーが出ると対応しきれない可能性があります。
もっとも、これはどのサーバーでもある話ですし、そこまで専門知識がなくてもサーバー移行できるよう極限まで簡易化されているのはすごいと思います。
WordPress を扱う以上はそれなりに勉強が必要なので、新しいことを学べるチャンスだと捉えましょう(無理にサーバーを移行しなくても、そのまま使えます)。
03. サーバー単位で譲渡できない
エックスサーバーは、「エックスサーバーアカウント」内に複数の「サーバーアカウント」があります。

サイトを 1 つずつ他のサーバーに移行することはできますが、「サーバーアカウント単位での移行・譲渡」はできません。

「エックスサーバーアカウント」ごと譲渡は可能です。

複数サーバーを契約する / クライアントのサイトを一括管理するなら、のちのち管理体制を変更するときのことも考えておきましょう。
個人利用で数サイトを運営するのであれば、とくに影響のない部分です。
まとめ
WordPress サイト運営において重視すべきは安定性とサポート体制です。
レンタルサーバーは多数ありますが、エックスサーバーを選んでおけば困ることはありません。
もしエックスサーバーを利用していて解決できないトラブルが起きたら、お気軽にご相談ください。ご質問への回答のみであれば無料で承ります(代行作業も格安で承っています)。
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