WordPress で schema.org の FAQPage を実装する方法を解説します。
プラグインを使わず、JSON-LD でマークアップした構造化データをカスタムフィールドで出力する方法です。
Google 検索における仕様変更
- 2023 年 8 月:一般的なサイトで FAQ リッチリザルトは表示されなくなりました
- 2026 年 5 月:Google 検索において FAQ リッチリザルトは完全に廃止されました
実装済みのマークアップを残しておいてもよいですが、少なくとも Google 検索においては意味がなくなってしまいました。
「AI 検索において FAQPage が必須」というノウハウも眉唾もので、LLM が FAQPage を必ず参照しているという保証はどこにもありません。
FAQPage 実装方法(カスタムフィールド)
WordPress で FAQPage 構造化データを実装する手順は以下のとおりです。
- カスタムフィールド出力用のコードを header.php に入れる
- FAQ を含むページを作成
- ジェネレーターで構造化データを生成
- 投稿ページでカスタムフィールドに構造化データをコピペ
01. カスタムフィールド出力用コードを追加
以下のコードを header.php にコピペしてください。
</head> の上あたりで大丈夫です。
<?php
$schema = get_post_meta( get_the_ID(), 'schema', true );
if( !empty( $schema ) ) {
echo $schema;
}
?>※ Advanced Custom Fields での実装方法は後述します
02. 記事に FAQ を書く
FAQ を書いたページを用意します。
本文内のどこにも FAQ がなく、構造化データのみ実装することは推奨されません。場合によっては何らかのペナルティになる可能性があります。
以下のケースは問題ありません。
- コンテンツの一部として FAQ を用意する
- FAQ コンテンツをアコーディオン(クリックしたら回答が表示される)などで表示する
ページが完成したら、編集画面を開いておいてジェネレーターに移動しましょう。
03. ジェネレーターで構造化データを生成
Schema Markup Generator (JSON-LD) | TechnicalSEO.com で構造化データを生成します。
最初に「FAQ Page」を選択。

あとは「Question」に質問を、「Answer」に回答を入力していくだけです。質問と答えをそのままコピペしていけば、リアルタイムでコードが生成されていきます。
項目を追加するときは「+ ADD QUESTION」ボタンをクリック。

回答内にアンカーテキストを入れるときは、ダブルクォーテーションではなく、シングルクォーテーションを使います。
<!-- NG -->
<a href="https://example.com">Sample</a>
<!-- OK -->
<a href='https://example.com'>Sample</a>入力後、右上の「G」アイコンをクリックすると 構造化データ テストツール と リッチリザルトテスト の両方でテストできます。
問題なければその横のアイコンをクリックしてコードをコピーしておきましょう。

04. カスタムフィールドに構造化データをコピペ
投稿ページに戻ったら、「表示オプション」で「カスタムフィールド」を表示させます。

エディターの下にカスタムフィールドが表示されるので、名前と値を入力します。
| 名前 | schema |
|---|---|
| 値 | Schema Markup Generator (JSON-LD) で生成したコードを貼り付け |

そのまま記事を公開して完了です。
Advanced Custom Fields の実装方法
Advanced Custom Fields を使っている場合の実装例も掲載しておきます。
ACF 設定画面
タイトルやラベルなどはお好みでつけてください。
| タイトル | FAQ Schema |
|---|---|
| フィールドラベル | FAQSchema |
| フィールド名 | faq_schema |
| フィールドタイプ | テキストエリア |
その他、デフォルトのままで OK です。

header.php に追加するコード
header.php に追加するコードはこちら。
<?php if( get_field( 'faq_schema' ) ) { the_field( 'faq_schema' ); } ?>先ほど設定したフィールド名と合わせてください。
投稿編集画面の専用エリアにコードをコピー
投稿編集画面に入ると、エディターの下に「FAQ Schema」という欄が追加されています。

ここにジェネレーターで生成した JSON-LD コードを貼り付ければ、<head> 内に出力されます。
FAQ ブロックを使用する場合
テーマまたはプラグインの FAQ ブロックでは、そのほとんどが構造化データの自動出力に対応しています。
FAQ ブロック例
- SWELL ブロック
- Cocoon ブロック
- Snow Monkey Blocks
- VK Blocks
- Yoast SEO
- Rank Math SEO
カスタムフィールドや ACF で出力する場合は「コンテンツ」と「マークアップ」の両方を調整しますが、ブロックを使えばコンテンツのみの調整で済むのが楽ですね。
WordPress に SEO プラグインは必要? 導入するさいの注意点
まとめ
以上、WordPress での FAQPage 実装方法でした。
FAQPage に限定して解説しましたが、カスタムフィールドの値に「Product」など他の構造化データを入れればそれも反映されます。
検索でも AI でも、コンテンツが最も重視されます。構造化データはその理解を手助けするもので、評価をブーストさせる力はありません。まずはしっかりしたコンテンツを用意しましょう。

