ブログを 1 記事仕上げるのにどれくらいの時間がかかっていますか?
2014 年に調査したときは「平均 30 分」という結果でした。しかし、これは「ブログを書く」という定義があいまいだったのと、現在とは違って SNS 感覚で使う人が多かったからだと思います(書きたいことを 500 文字程度でさらっと書く)。
検索や SNS からの集客をより意識しなければならない現在は、どのくらい時間がかかっているのでしょうか。当サイト独自のアンケート結果と他サイトのアンケート結果をご覧ください。
72 % の方が 3 時間以上かけている
「ネタ探し・キーワード選定・調査・検証・画像編集などすべて含めて、ブログ 1 記事あたりどのくらいの時間がかかるか」という形でアンケートを行いました。
その結果、「3 時間以上」が圧倒的多数となっています。
1 記事にかかる時間
昔のように、書きたいことをさらっと書くだけの時代は終わっている、ということですね。
記事そのものを書く時間は 1 時間以内で終わることはあっても、それまでの準備期間(キーワード調査や検証など)に時間がかかるようです。
ブログのジャンルや目的によって違う(はず)
この「3 時間」が大多数のブロガーに当てはまるかと言えば、必ずしもそうではないでしょう。
ブログの目的が日々の備忘録であれば、15 ~ 30 分程度で終わることもあると思います。お金を稼ぐのが目的であったとしても、つねにスピードが要求されるトレンド系であれば 1 記事あたり 3 時間もかけていたらちょっと遅すぎです。
あくまで当サイトの調査結果では 3 時間以上かけていた、ということです。それぐらいかけなければ、競合サイトに太刀打ちできないジャンルに取り組まれているのかもしれません。
他サイトのアンケートデータ
母数・ジャンル・定義は異なりますが、他サイトで行われていたアンケート結果を参考に掲載しておきます。
2016 年人気ブログランキング投票結果
ブログを書くのにどのくらい時間がかかりますか?(2016 年 10 月)
2017 年人気ブログランキング投票結果
ブログひと記事にかける時間は?(2017 年 9 月)
2018 年はてなブロガーアンケート
1記事書くのに3時間以上! ジャニーズ担当はてなブロガーに、ブログについてアンケートで聞いてみた
2019 年 Twitter アンケート
1記事更新するのにどれくらい時間かかりますか?(@kitacchi869)
ブログ 1 記事あたりにかける時間が長くなっている?
ブログ黎明期と比べると、ブログ 1 記事にかける時間はかなり長くなっている気がします。
これは ブログに対する認識が変わってきた のが要因のひとつではないかと思います。
たとえば 2009 年は Twitter がまだ浸透しておらず(日本に上陸して間もない)、個人の情報発信や交流はブログを中心に行われていた時代です。
2024 年現在、アメブロのように SNS とブログが融合したようなサービスは残っていますが、当時に比べれば「SNS は交流」「ブログは情報発信」と分ける方が増えたんじゃないでしょうか。
また、それなりに時間をかけないと露出が難しくなってきた、というのもあるでしょう。
検索サイトの仕様は年々変わってきており、検索ユーザーにも検索エンジンにも好まれる記事を書かなければ上位に入れなくなりました。SNS も Facebook ページは全然リーチしなくなりましたし、Twitter(X) は自分のフォロワーを増やすことに必死な人ばかりです。
狭い世界のなかで顧客を取り合い・回し合いしているような光景もあり、そこから一歩抜き出るためには相当な労力が必要だと思います。
良記事は時間をかけて作られる
ブログで稼ぐことを考えると、30 分で書けるような情報の質・量は通用しなくなったのかもしれません。
「だれでも 1 日 30 分で月収○○円!」のような話はただの夢物語。お金を稼ぐ大変さはリアルでもネットでも同じで、文章が書ければ稼げるというのは妄想です。
ブログを 100 記事書いてもアクセス数や収益が増えない原因
ブログに使える時間は限られているかもしれませんが、あなたが 1 時間使って記事を書くところ、ライバルは 3 時間かけて書いているかもしれません。
時間をかければ良記事が生まれるわけではないにしても、良記事は時間をかけて作られたものが多い ため、「空いた時間で気軽に」と考えているうちは稼ぐのが難しいかなと思います。
これは「稼ぐのが目的」という前提の話ですし、「ブログは稼がなければいけない」というものでもないので誤解されませんように。
まとめ
ブログにどれくらいの時間をかけているのかは、目的やジャンル、運営スタイルによって様々です。
「わたしは 5 時間ぐらいかかっちゃうけど、まわりと比べて遅いんだろうか…」なんて悩む必要はありません。より良いものを届けたいならそれなりの時間がかかるのは当然です。
やりたいこと・できることは人それぞれ違うので、自分なりのやり方や楽しみ方を見つけていきましょう。