初心者がブログを書くときにおさえておきたい 6 つのコツ
ブログの書き方に絶対的な正解はなく、自由度が高いゆえに「どのように書けばよいかわからない」と悩んでしまいますよね。
細かいノウハウやテクニックはたくさんありますが、本記事では「少しでも読まれるブログにするために最低限覚えておきたいこと」を初心者向けに絞って解説しています。
ブログを書くときに気をつけたいこともご紹介していますので、ぜひ最後までご覧ください。
ブログの書き方 6 つのコツ
最低限覚えておきたい書き方は以下の 6 つです。
- パーマリンクはシンプルな英単語にする
- 記事の内容を的確に伝えるタイトルを付ける
- リード文(導入文)で記事を読むメリットを伝える
- 見出しで記事の構成をわかりやすくする
- 読みやすさを意識して書く
- 画像や動画で伝える
詳しく見ていきましょう。
01. パーマリンクはシンプルな英単語にする
パーマリンク(各記事の URL)はシンプルな形をおすすめします。
パーマリンクが記事の読みやすさや検索順位に大きく影響することはありません。
でも、記事によって数字だったり日本語だったりすると、全体的に統一感のないブログになってしまいます。デザインだけではなく、そうした細かいところにも配慮しておくとよいですね。
WordPress ではいくつかの形式があらかじめ用意されており、自分である程度好きなように変更できます。最もシンプルな形にするなら、「投稿名」を選択しましょう。
そして、記事を公開する前に必ずパーマリンクをチェックし、記事の内容にマッチするシンプルな英単語を設定しておきます。
タイトルをそのまま英文に変換してもよいですが、公開した記事を今後リライトする点もふまえると、個人ブログでは短い英単語がベストだと思います。
大元のパーマリンク設定を変更すると、各記事の検索評価が失われてしまいます。「リダイレクト」により検索評価を引き継げますが、完全ではありません。
もし変更するなら、PV 数の少ない運営初期段階での変更をおすすめします。
02. 記事の内容を的確に伝えるタイトルを付ける
記事タイトルは、あなたの記事が読まれるかどうかを大きく左右する重要な部分です。
タイトルは検索結果に表示されますし、トップページや関連記事でも必ず表示されます。
そのため、作文のようなタイトルではなく、記事の内容を的確に伝えるものにしてください。
「検索する人はどんなことが知りたいんだろう」「それをどんな言葉で検索するんだろう」という視点で考えるとよいですね。
また、ほとんどの読者はあなたのことを何も知らず、あなた自身に興味も持っていない、という点も覚えておきましょう。
たとえば以下のようなタイトルでは、だれも読もうとは思ってくれません。検索においても不利です。
- 今日のご飯
- 今日のご飯は肉じゃが
しかし、記事の内容がきちんと伝わるタイトルになっていれば、その情報を必要としている読者が読んでくれる可能性がグンと高くなります。
- めんつゆで作るカロリーをおさえた肉じゃが簡単レシピ
- 子どもに大人気!10 分で作れる低カロリーの肉じゃがレシピ
タイトルに関するノウハウは以下の記事で詳細に解説していますので、合わせてご覧ください。
03. リード文(導入文)で記事を読むメリットを伝える
記事の冒頭の文章を「リード文」「導入文」と呼びます。
リード文はタイトルに次いで重要な要素で、読者はそこから記事を読むメリットを見出し、検索エンジンは記事の概要を把握します。
ページの上部に重要な情報を書いておくのは、ブログの書き方の基本と言えるでしょう。
専門用語では「PREP 法」や「SDS 法」と名付けられていますが、そう難しく考えることはありません。読者の知りたい答えを先に出す、ということだけ覚えておいてください。
そのためには、記事の結論や重要なポイントをあなた自身がきちんとわかっている必要があります。
ブログ記事は、上から順に書かなくても大丈夫です。もしリード文がうまく書けないなら、全体を書いたあとにリード文を書くのがおすすめ。
タイトルとリード文は検索順位に大きく影響しますから、試行錯誤しながら自分のパターンを確立させましょう。
04. 見出しで記事の構成をわかりやすくする
Web では、見出しから見出しまでを 1 つのセクション(≒ 章・節)として扱います。
1 冊の本を書くイメージで章ごとに情報をまとめておくと、読者も検索エンジンも内容を理解しやすくなります。
一般的な WordPress テーマは記事タイトルに <h1>
を使っているので、記事内の見出しは <h2>
から使いましょう。
記事が長くなっても、WordPress 投稿編集画面の「アウトライン」で確認できます。
見出しはただの区切りではなく、各章・各節のタイトルです。記事タイトルと同じく、そのセクションの内容を的確に伝えるものにしてください。
記事タイトルと見出しだけで、その記事の内容がわかるようになっているのが理想です。
05. 読みやすさを意識して書く
どんなに素晴らしい内容の記事でも、「読みづらい」と思われてしまうとそこで離脱されてしまいます。
読みやすい記事にするポイントをいくつか見てみましょう。
- 「これ」「それ」を多用しない
- 一文を短めにする(長くても 60 文字程度)
- こまめに改行しない
- 漢字とひらがなのバランスに気をつける
- 読点の入れ方に気をつける
- 装飾(下線 / ボックス / 吹き出し)に頼らない
詳細は以下の記事で解説しています。
読みやすいブログ記事を書くための基本とライティングテクニック
こうしたテクニックは一朝一夕で身につくものではなく、フォントの種類や大きさなどデザインも大きく関係してきます。
結局は文章力にかかってくるので、もし基礎ができていないと感じたら、インプット量を増やしたほうがよいでしょう(ライティング関連の本ではなく、小説をおすすめします)。
ひたすら読む → ひたすら書く → 自分に足りないところを見つける
この繰り返しで読みやすい記事が書けるようになります。
06. 画像や動画で伝える
文章だけで読者に 100 % 伝えるのはなかなか難しいものです。
できるだけ正確に情報を伝えるために、画像や動画を活用しましょう。何文字も書かなければ伝えられない情報を、たった 1 枚の画像でカバーすることもできます。
とくにレビュー記事では写真が必須です。
自分で撮影した写真を使用しているレビュー記事例
「文字だけだと味気ないからアクセントとしてイラストを入れる」のもよいですね。
でも、記事の内容に何となく合うようなフリー素材を入れただけの記事より、自分で作成した図解・自分で撮影した写真を入れた記事のほうが価値は上です。
読者は何のためにあなたの記事を読むのか、という点を考え、読者がほしいと思っている情報を提供していきましょう。
WordPress で画像を挿入するときに気をつけたいファイル名と alt 設定
ブログを書くときに気をつけたいこと
ブログを書くときに気をつけたいのは次の 2 つです。
- 他人のコンテンツ(文章・画像)を勝手に使わない
- 手抜きせず全力で書く
他人のコンテンツ(文章・画像)を勝手に使わない
オンラインで公開されているすべてのコンテンツには著作権があり、他人が勝手に使うことはできません。
「引用」の範囲内であれば許可なく使えますが、引用とみなされるためにはいくつかのルールが定められています。
引用はどこまでがセーフ? ブログ運営者が覚えておきたい著作権・肖像権・商標権
検索上位に入っているサイトを参考にしながら書くことを推奨している方もいますが、ほとんどのケースで著作権侵害に該当します。
ブログはあなたの体験や考えを読者に伝えるもので、「著作権に引っかからないよう他人のコンテンツを編集するもの」ではありません。
勉強目的のためにいろいろな記事を読むのはよいことですが、他サイトの記事をベースに記事を書くことだけは絶対にやめてください。
手抜きせず全力で書く
記事を書くのはとても時間がかかる作業で、ネタ探し・構成・執筆・画像編集・最終チェックで数日かかることも珍しくありません。
記事数や更新頻度を重視して「60 ~ 80 % 程度の完成度」で公開したくなるかもしれませんが、それではいつまでたっても結果につながらないでしょう。
第一、その記事を読んでくれた方に失礼です。
あなたの情報を必要とする読者のために記事を書くのですから、手抜きせず全力で記事を仕上げましょう。
ブログ初心者がオリジナリティの高い良質な記事を書くためのポイント
まとめ
ブログ運営を続けていると、数か月前に書いた記事でも足りない点がたくさんあることに気づきます。
それだけあなたが成長している証なので、常にブラッシュアップしてよりよいブログに育てていきましょう。何より大切なのは「ブログを楽しむこと」です。
最低限覚えておくべき書き方をマスターしたら、検索からのアクセスを伸ばすための詳細なガイドもご覧ください。
【ブログの書き方完全ガイド】初心者でも理想的な記事を書ける 17 の手順